2011年8月29日の歌津町の様子。
金属のきしむ音、重いものどうしがぶつかりあう音が聞こえてきた。
壊れた水門の一部が、波の満ち引きにあわせて動いているようだ。
水門のすぐ横にあるコミュニティセンターは、基礎の下まで抉られていた。
丸七水産高橋七男さんの自宅兼工場跡を仮設の住居から。
高橋さんへのインタビューは「海と津波のはなし」を参照。
海側から自宅兼工場跡を見上げる。
奥に見えるのは、高橋さんが自ら設置したプレハブの仮設住居。
震災の後、高橋さんが自宅の裏山へと設置した階段。
裏山の松。
波をかぶった松は、葉が茶色になってそのまま枯れてしまうのだという。
沖合いに小さく、瓦礫の処理船が動いているのが見える。
海底の瓦礫を処理しているのだという。
手前に見える堤防は切れたままだ。