宮城県塩竈市と亘理郡亘理町を結ぶ、「県道10号塩釜亘理線」。
仙台市沿岸部に沿うように通るこの道路では、仙台市若林区藤塚から仙台市宮城野区蒲生までの全長約10キロメートルの区間に、道路をかさ上げし堤防としての機能を持たせることが決定している。
現在ある県道10号はそのままに、新たに東側(海側)に盛り土をし、高さ6メートルの道路を建設する計画で、道路の盛り土には、震災で発生したコンクリートなどの瓦礫を利用するという。
仙台市では、このかさ上げ道路を海岸堤防・防潮林と併せた3つ目の多重防御措置として、位置づけている。2013年11月4日、その現場を記録した。
県道10号を走っていると、唐突にかさ上げ道路の見本が見えてくる。
約6メートルの高さのかさ上げ道路予想断面。
説明文の看板と比較しても、その高さに圧倒される。
後ろの3階建てのビルがすっぽりと収まっている。これが、10キロメートル続くと、今見える景色は一変してしまうだろうか。
撮影日:2013年11月4日
撮影場所:仙台市若林区荒浜一本杉南