ごうけいほうもんしゃすう

3月12日はじまりのごはん/料理・調理 32「ガスが1ヶ月使えず、2台の炊飯器でご飯と煮物など作って食べました。」

NPO法人20世紀アーカイブ仙台 & わすれン!協働企画



この記事は、「3月12日はじまりのごはん」の展示期間中に来場者が貼ったふせんやパネルの様子を紹介するものです。展示された各パネルの概要は[いんでっくす]ページをご覧ください。

▼「3月12日はじまりのごはん」とは
▼ふせんのコメントについて



[2014年秋]展示パネル

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[2014年秋]展示概要

期間:2014年10月1日〜11月16日
会場:せんだいメディアテーク



[2015年春]展示パネル

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   ※[2014年秋]展示時のふせんが付いたパネルに、来場者がコメントを書き足したものです。

[2015年春]展示の様子
期間:2015年2月20日〜3月18日
会場:せんだいメディアテーク




[パネルに寄せられた来場者のコメント]
写真の内容や場所に直接関係のないコメントもあります。

▷オラホは1ヶ月近く断水したままだったので調理にもあまり水が使えなかったのだが、煮るかわりに水量少なくて済む「蒸す」にしたりとあれこれ工夫して乗り切った。昭和ヒトケタ世代の母のサバイバルスキルの数々に脱帽!!だった。

▷近所の八百屋さんで人気のなかった「青ばた豆」を買い、石油ストーブでコトコト煮たら、とっても柔らかくし上がりお隣のおばあちゃんに喜ばれました。

▷ガスが1ヶ月使えず、2台の炊飯器でご飯と煮物など作って食べました。反射式ストーブもあったのでサツマイモ・ジャガイモなどを焼いたりしてました。

▷毎日ごはんを作る時間が大変でした。明るい時間内に作って食べました。すごい大変の一言。

▷おにぎりだった様な気がします。

▷当日、家に居まして昨日の残り物を家族で分けて食べました(何だったか忘れた)

▷この時程、石油ストーブのありがたさを感じた事はなかったかも… 煮る・焼く・温める・お湯をわかす… いろいろと工夫して常に何かが乗っていました。

▷おいしそー

▷3/12 連絡のとれない子供を思い、泣きながらかじったパン。涙の味しかしなかった

▷うちはプロパンだったので翌日にはガスが使えました。オール電化にしたいね、と震災前は言っていましたが、別のほうがいいな、と。「手元のエネルギー」のことも考えないといけませんネ!(発電だけでなく…)

▷家がオール電化だったので暖もとれず食事も作れなかった。エネルギーは数種類使いわけて暮らすべきだと思った。

▷とくに自然エネルギーを推進しましょう!!(原発をストップし) 神戸・田平 これが確かな防災です!

▷小学校の避難所でごはんを食べた。子ども達はキャンプ気分で友だちと楽しそうにしていたのが、逆によかった。外は雪がふり、実家のある気仙沼を思い外に出た。

▷震災のあったあの日、次の日は避難所であたたかい飲み物とおにぎりを頂いたのを覚えています。すぐにお腹一杯になったけど、みんな親切にしてくれたのを良くおぼえています。時々あの時の事を忘れてしまうけど、たまには思いだして食べれる事の大切さを実感したいです。

▷東京から出張に来てました。宿泊していた広瀬通のホテルにとどまっていました。地震の翌日、やることもないので会社の人と国分町をフラフラしてたときに、居酒屋の人が売ってた一杯1000円のアラ汁。一生忘れられない。


ふせんのコメントについて
この展示には、仙台市内はもとより、沿岸部・内陸部、宮城県内外、国内・海外を問わず、大人から子どもまで、さまざまな立場の方々が来場され、展示された震災時の写真から想起したことを、ふせんに書いてくださいました。ここでは、その寄せられたコメントの原文を、そのまま掲載しています。





[基になった写真]

「物置から使っていない電気炊飯器を出してきて作った煮物」*

2011年3月22日泉悟さん

2011年3月22日 宮城県仙台市若林区
記録:泉悟さん

*出典:写真集「3.11キヲクのキロク—市民が撮った3.11大震災 記憶の記録—」
発行・提供:NPO法人20世紀アーカイブ仙台





「3月12日はじまりのごはん」とは
炊き出し、買い物、食卓の風景など、震災時の「ごはん」にまつわる写真を展示し、それらの写真を見て思い出したことや当時の暮らしぶりなどを、来場者に自由にふせん紙に書いてもらう参加型展示です。この展示は、NPO法人20世紀アーカイブ仙台と3がつ11にちをわすれないためにセンター(わすれン!)が協働で企画しました。
展示された各パネルの概要や利活用事例等は[いんでっくす]ページをご覧ください。





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センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

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