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3月12日はじまりのごはん/行列 36「勾当台公園まで続くダイエーに並ぶ人々の行列」「雪の中、母と2人でダイエーに6時間並んだ」

NPO法人20世紀アーカイブ仙台 & わすれン!協働企画



この記事は、「3月12日はじまりのごはん」の展示期間中に来場者が貼ったふせんやパネルの様子を紹介するものです。展示された各パネルの概要は[いんでっくす]ページをご覧ください。

▼「3月12日はじまりのごはん」とは
▼ふせんのコメントについて



[2014年秋]展示パネル

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[2014年秋]展示概要

期間:2014年10月1日〜11月16日
会場:せんだいメディアテーク



[2015年春]展示パネル

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   ※[2014年秋]展示時のふせんが付いたパネルに、来場者がコメントを書き足したものです。

[2015年春]展示の様子
期間:2015年2月20日〜3月18日
会場:せんだいメディアテーク




[パネルに寄せられた来場者のコメント]
写真の内容や場所に直接関係のないコメントもあります。

▷ここ、多分ダイエー 備蓄品は結構あったが一ばんほしいのがガスボンベと水と牛乳、それを求めて6時間ちょっとならんだっけ。でもそばの人たちとの会話があたたかくて、苦にならなかったなァ

▷雪の中、母と2人でダイエーに6時間並んだことを思い出します。あのとき一緒に並んだ人達、みんな元気でいるといいなと思います。

▷スーパーに並んで「1人5品だけ」商品を買えた。なるべくセットで多く入っている商品を選んで買った。

▷スーパーに1日の半分を取られ、買えたのはおにぎり1つとジュース。震災時のナプキン不足。またいつ不足になるか分からないと不安でいっぱいだった。

▷この頃、タワービルで働いていたので、勾当台公園まで続くダイエーに並ぶ人々の行列がよく見えました。

▷毎朝通勤するバスの中から最後尾はどこまで続くのだろう?と見ていました。お目当てのものが買えるかわからず並んでいる姿は不安よりも生きることに必至だった。東北人の忍耐力の底力の強さを今でも忘れません

▷ロウソク1箱1000円 カップヌードル1ヶ300円 カロリーメイト1箱400円 豚汁1パイ(肉なし)800円 こんなのボッタクリだ!!と思ったが買ってしまった。

▷ここに5時間並んでました。職場に帰ってみんなに定価でゆずってすごくかんしゃされました

▷石巻の実家へはじめて帰っての夜ごはん。母「ナベで炊いたらやわらかすぎた」のおかゆとどんこ汁。

▷私も5時間半並びました。たくさんのお弁当を見て感動して涙が出ました。↓

▷私もダイエーに朝早くから並びました。寒かったことを思いだしましたー。

▷沿岸部で働く社員の食料を買うため連日並びまくった。震災直後はなかなか固形物が手に入らず、やっと買えたものに対してアウトドア知識の無い上司に(しかも自分は室内)”フツウ、カップ麺でしょ、買うの”と言われた事は忘れてやらない!

▷↓サンドウィッチ2切¥1000 オニギリ2コ¥500 かけうどん¥600とかホテルやスキー場並の値段で販売してる店もありましたね

▷具の入ってないカレーライスが1皿1000円で売ってる店も有った。

▷電力裏1杯1500円の豚汁 白菜1コ1000円で売っていた仙台朝市の店総スカンでもうありません

▷震災直後はもうモノは要らないと思った。でも4年経った今モノを抱え込みはじめてる。人は忘れやすい生き物

▷This is very nice DAY


ふせんのコメントについて
この展示には、仙台市内はもとより、沿岸部・内陸部、宮城県内外、国内・海外を問わず、大人から子どもまで、さまざまな立場の方々が来場され、展示された震災時の写真から想起したことを、ふせんに書いてくださいました。ここでは、その寄せられたコメントの原文を、そのまま掲載しています。





[基になった写真]

「連日、買い出しの長蛇の列ができるダイエー周辺」*

2011年3月18日北野央さん

2011年3月18日 宮城県仙台市青葉区中央2丁目3-6
記録:北野央さん

*出典:写真集「3.11キヲクのキロク—市民が撮った3.11大震災 記憶の記録—」
発行・提供:NPO法人20世紀アーカイブ仙台





「3月12日はじまりのごはん」とは
炊き出し、買い物、食卓の風景など、震災時の「ごはん」にまつわる写真を展示し、それらの写真を見て思い出したことや当時の暮らしぶりなどを、来場者に自由にふせん紙に書いてもらう参加型展示です。この展示は、NPO法人20世紀アーカイブ仙台と3がつ11にちをわすれないためにセンター(わすれン!)が協働で企画しました。
展示された各パネルの概要や利活用事例等は[いんでっくす]ページをご覧ください。





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センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

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