この記事は、「3月12日はじまりのごはん」の展示期間中に来場者が貼ったふせんやパネルの様子を紹介するものです。展示された各パネルの概要は［いんでっくす］ページをご覧ください。

［パネルに寄せられた来場者のコメント］
写真の内容や場所に直接関係のないコメントもあります。

▷12日の朝、見ず知らずのアメショーの猫と冷たい食パンを半分こして食べた。外で背伸びして、みつめられたのが、せつなかった。

▷震災後、動物園の前を通るたび動物たちのエサはあるのかと心配していました。何もできなかったけど…

▷自分たちの食べものよりも犬の食べものを手に入れるのに苦労しました。三越近くのペットショップでやっと購入することができました。

▷我が家+人間の食糧に特に困ることはありませんでしたが、東京のブリーダーさんから愛猫にダンボール1箱の物資が届いた時は心の底から感謝しました。

▷3/11　地震のあと外へ出て様子をみて余震の中を「水」と思い、家中の鍋、ボールに水をくみました。水道が来るまで、飲料、料理用に間に合いました。宮城県沖地震の体験からトイレの水は風呂の残り湯で。

▷山形の友人に聞いたら「山形のハイオクが仙台のレギュラーガソリンより安い！！」とビックリしてました。1人20ℓのみだったな

▷ガスが止まる前に急いで炊いたつめたい白飯をおにぎりにして何日も食べていた気がします。水も止まってしまう前にお風呂にためて、飲料水は自転車で汲みに行ったなあ。

ふせんのコメントについて
この展示には、仙台市内はもとより、沿岸部・内陸部、宮城県内外、国内・海外を問わず、大人から子どもまで、さまざまな立場の方々が来場され、展示された震災時の写真から想起したことを、ふせんに書いてくださいました。ここでは、その寄せられたコメントの原文を、そのまま掲載しています。

「3月12日はじまりのごはん」とは
炊き出し、買い物、食卓の風景など、震災時の「ごはん」にまつわる写真を展示し、それらの写真を見て思い出したことや当時の暮らしぶりなどを、来場者に自由にふせん紙に書いてもらう参加型展示です。この展示は、NPO法人20世紀アーカイブ仙台と3がつ11にちをわすれないためにセンター（わすれン！）が協働で企画しました。
展示された各パネルの概要や利活用事例等は［いんでっくす］ページをご覧ください。