東日本大震災の時、宮城県石巻市内を北から東に向かって大きくL字型に曲がって流れる北上川では、東の追波(おっぱ)湾から津波が遡上。堤防が決壊し、周辺地域には大きな被害が出ました。
2011年3月11日、私は北上川河口に近い宮城県石巻市北上町の石巻市立橋浦保育所に勤務していました。床上1mぐらいまで津波が押し寄せ、周囲では車などが流されていくのが見えました。
私たち職員は園児たちを連れて保育所の物置の屋根の上に逃げ、翌日になって地元の方に舟で救出されました。その後は、近隣の山の上にあったスポーツ施設「にっこりサンパーク」に避難して約1カ月をそこで過ごしました。避難所は周囲にも山の多い場所で、近所に住む方々が食糧を持ってきてくれたため、食事に困ることはありませんでした。
これは、携帯電話で撮影した、震災が起きた直後から約2カ月後までの北上川周辺の様子です。
宮城県石巻市北上町十三浜
遡上する津波
宮城県石巻市北上町十三浜丸山
避難所となった、にっこりサンパークへの登り口付近で南西方向を望む
宮城県石巻市北上町十三浜丸山
にっこりサンパークへの登り口付近をさらに少し下ったところ
宮城県石巻市北上町十三浜東田66 石巻市立吉浜小学校
その後、石巻市立北上小学校に統合され閉校となった
宮城県石巻市北上町十三浜小田93-4
にっこりサンパークから釣石神社や北上川河口のある東の方向を望む
2014年1月受入|記事はヒアリングをもとにわすれン!スタッフが作成