五十鈴神社。
浅学にして詳しくを知らないが、石巻だけでも十社以上存在し、気仙沼、また全国にも数多く存在する様だ。のぼり旗に「天照皇大神宮」の文字が見えるので、天照大神を祀っているのだろう。港町ということから海上安全、大漁祈願の祈祷が主だろうか。
神社は小高い丘にある。足もとの民家は二階まで冠水した様で、流出も含め甚大な被害があった。
参道を登る。
神輿を前に神事が始まった。
神事が終わり、小渕浜実業団のメンバーが神輿を担ぐ。実業団には様々な掟があると聞く。たとえば、長男でなければ実業団のメンバーにはなれない。
神輿が参道を降りてゆく。
トラックの荷台に乗せられ、神輿が出発した。例年は神輿を人が担いで練り歩くのだが、今年は道路の状態が悪いのでトラックで移動することになった。最初に塩をまく人が立ち、神主、楽隊、神輿が続く。
トラックはゆっくりと坂道を登り、被害の少なかった町並みへと入ってゆく。
2011年7月16日撮影