ごうけいほうもんしゃすう

大阪府堺市三国丘小学校での「わすれン!」記録利活用事例(2)



《わすれン!コンテンツ利活用具体例》

わすれン!ウェブサイトの各種記録が、実際に、教材としてどのように利活用されたかをご紹介します。

「わすれン!」の記録(1)
■わすれン!ストーリーズ

わすれン!ストーリーズ

記録概要:あの日、どこでどんな体験をして何を思い、「3ががつ11にち」をわすれないために何を考えているのか——さまざまな立場の人びとに、共通する3つの問いをなげかけ、そこから立ちのぼる、ひとりひとりのストーリー集。1記事あたり数分〜5分程度で構成。
〈平成25年7月1日現在で全63本公開中〉

ねらい⇒1学期に、震災について児童が各々調べた活動の振り返りとして。被害人数や被災地の様子を知識として知るだけでなく、現地の人々が語る映像を見ることで、被災した人々に関心を寄せ、気持ちを児童同士で話し合うための素材として利用する。

「わすれン!ストーリーズ」視聴のためのワークシート

ストーリーズ用ワークシート

「わすれン!ストーリーズ 024」を視聴した児童の感想例

児童の感想



利用方法

利用方法

児童の感想から
・4ヶ月たっても津波の実感がわかないなんて大変なんだな。
・4ヶ月たって少しは希望が持ててきて元気になってるのかな。
・みんな苦しくても復興のためにがんばっていると思った。

先生の感想から
児童がニュースなどを調べ、話し合う中で「復興が進んでいる」「まだまだ復興していない」という考えが児童の中でも分かれた。その後、わすれン!ストーリーズを見ることで、地域ごとの差もうきぼりとなり、あらためて被害の大きさを感じ、被災地の人のことに関心が向きはじめた。


「わすれン!」の記録(2)
■リアルふっこうボイス

リアルふっこうボイス


記録概要:東日本大震災の被害にあわれた住民の方々の復興・まちづくりに対する生の声を現地で録音した音声で紹介。まちづくりに取り組む学生たちが、住民の生の声とまちの現状から、これからの復興の道を考える。
〈平成25年7月1日現在で第23回まで公開中〉

ねらい⇒被害を受けた地域の現在の様子を、地域の人々の「声」で直接聴き、被災した人々、復興に向けて頑張る人々のことを考える。

利用方法

利用方法

児童の感想から
・まだまだつらそうだと思った。一秒でも早く元の状態に戻ってほしい。
・同じ被災した県でも津波がきた地域、来てない地域で感覚が違うといっていたがその通りだと思う。なぜなら、津波で何百人もなくなっているから。津波がきてない地域も大変だと思う。
・戦争がおきたかと思うくらいダメージを受けて、家が潰されたり大切な人が亡くなったりしてかなりのショックを受けていそうなのに、すごく頑張っていて、すごいと思った。

先生の感想から
被災した人たちが、当時のことや現在の問題やこれからの復興への気持ちを語る音声記録(リアルふっこうボイス)を聞き、被災地の人の気持ちを考える活動をした。「どんな気持ちなのだろう」と思いを巡らせた後で、改めて被災地の映像を見ながらボランティアに行かれた先生から話を聞いた。




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センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

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