震災後に東京から岩手県へ移り住み、その地に住む人びとや町の日常を記録し続けている小森はるかさん。
今回の映像に登場するのは、種苗店を営む男性です。
苗へ水をやり、開店の準備をし、震災の記憶をさまざまな国の言葉で綴っています。日々の暮らしを刻み続ける姿は、失われたものの重さを語ります。
当日は、小森さんを囲んで、映像を見ながら来場者同士で感想などを自由に語り合います。
日時:2015年2月21日(土) 15:00-17:00 (参加無料、申込不要、直接会場へ)
会場:せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
主催:3がつ11にちをわすれないためにセンター(せんだいメディアテーク)
企画:こえシネマ
上映作品
【息の跡】
(こえシネマ内での上映時間は30分程度を予定)
※『息の跡』の全編は、同日2月21日(土)13:00-15:00にせんだいメディアテーク 7F スタジオシアターで開催中の
星空と路にて無料上映を予定しています。
ゲスト:小森はるか
1989年静岡県生まれ。映画美学校修了。東京藝術大学大学院在籍。映画、映像作品を制作。2012年より、大学時代からの友人である瀬尾夏美と共に岩手県陸前高田市に拠点を移す。現在は地元に住む人々や町の日常を記録し、ドキュメンタリー映画を制作している。
▶こえシネマとは
震災とそれを発端に起こった出来事は、私たちをとりまくさまざまな「距離」を浮き彫りにしました。その「距離」を意識したとき、私たちの中で言い出せなくなることばがあるように感じています。「こえシネマ」では、それらのことばを話せるきっかけになるのではないかと考え、身近な目線で記録された映像を見て話し合う場を2012年から開いています。
ブログ:http://koecinema.blogspot.jp
▶過去のこえシネマについては、下記の考えるテーブルのホームページでご覧いただけます。
こえシネマ第1回「被災地を撮ること/見ること」レポート
こえシネマ第2回「感情は誘われる~音は映像を変える~」レポート
こえシネマ第3回「その日から当事者になった/感情は誘われるⅡ」レポート
こえシネマ第4回「それぞれの距離に触れて」レポート