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支援のかたち ~生放送!サポセンかわら版~ 第1回(要約付き)「炊き出し」



『支援のかたち~生放送!サポセンかわら版~』
支援の始まりとこれからの課題について語り合います。今回の課題は、被災者に直接食べ物を届ける支援活動の中でも特に重要な活動である炊き出しです。震災後いち早く炊き出しを行ったり、炊き出しの支援団体を受け入れて共同運営した方々をお招きし、震災後からどのように支援体制を整えて、今までどのような活動を行っていたのかを伺います。また、震災から4ヶ月が経ち、避難所から仮設住宅へと移行する中で炊き出しの活動はどのように変化しているのか、食と被災地の状況について話し合いました。

※質問の回答の下にある[映像:○分〜○分]は、ユーストリームの冒頭からの経過時間を表しています。

にちじ
2011年7月23日(土)18:30〜19:30
ゲスト
蓜島一匡(NPO法人ホームレス支援全国ネットワーク、グリーンコープ生活クラブ、東日本大震災被災者支援共同事業体 現地対策本部事務局長)
志賀善之(NPO法人みやぎ・せんだい子どもの丘、仙台市鶴巻児童館館長)
渡辺清(NPO法人 萌友[ほうゆう] 事務局長)
しゅさい
仙台市市民活動サポートセンター
3がつ11にちをわすれないためにセンター

○ゲストの肩書きは、放送当時のものです。
※本映像はUstreamで放送したものを、Youtubeでアーカイブ配信しています。
○以下は、映像内容の要約です。

■質問内容
Q1:炊き出しを始めたきっかけ
Q2:活動に協力してくれている人も被災した中、誰が炊き出しを支えていたか
Q3:活動するなかで見えて来たこと
Q4:震災から4ヶ月経ち、活動の変化はあるか
Q5:今後の活動について

■東日本大震災被災者支援共同事業体
活動内容:東日本大震災後、3つの団体が集まり被災者支援共同事業体として組織し、地元NPOと連携しながら、炊き出しや緊急支援物資の供給等の支援活動を行った。

A1:震災後、現地と連絡がつかなかったため、次の日には2トン車満載の物資を積んで現地へ向かった。現在までに70トンあまりの物資提供し、布団も10トン車10台分提供した。
[映像:13分〜17分頃、24分〜27分頃]

A2:炊き出しに来ていた人が「自分も何か支援をしたい」と申し出てくるようになり、毎日おにぎりを握って事務所へ届けてくれた。
[映像:31分〜35分]

A3:定期的に物資を届けることにより、「いまこういうことで困っているんです」と言える関係性作りをする必要がある。
[映像:40分〜44分]

A4:長期での支援を考えているので、仮設住宅の見守りなどをしていきたい。また、当初は命をつなぐ「食」だったが、新しいコミュニティ作りの「食」へ変化してきている。
[映像:50分〜52分]

A5:今後いきがいづくりや仕事づくりを、外から来た団体がどう支援していけるのか、一緒に模索をして歩んでいきたい。
[映像:59分〜61分]



■NPO法人みやぎ・せんだい子どもの丘
活動内容:津波被害地域と接している仙台市鶴巻児童館にて、炊き出しの受け入れや実施を行った。

A1:在宅避難者からの「食料がない!」SOSがあった。震災後1週間後から3月中に、6回炊き出しを実施した。
[映像:20分〜24分]

A2:企業や赤十字社などの炊き出しを受け入れを行い、炊き出しがない場合は児童館にある食材で炊き出しを実施した。
[映像:29分〜31分]

A3:児童館が支援者と被災者の中間地点となり、支援を受けるだけではなく地域の拠点になれたことが良かった。
[映像:37分〜40分]

A4:仮設住宅ができて来て、仮設住宅と地域住民の関係コミュニティ作りを食を通して行っていきたい。
[映像:44分〜47分]

A5:児童館に集まる家庭や子どもに目を配らせ、困っている家庭へ支援をしていく必要があり、課題でもあると思う。
[映像:58分〜59分]


■NPO法人萌友(ほうゆう)
活動紹介:ホームレス支援の炊き出しノウハウを活かし、震災直後から炊き出しを実施。炊き出しは、3月末まで続いた。

A1:ホームレス支援で使用している炊き出し道具もノウハウもあったため、3月14日から炊き出しを実施した。炊き出しは、3月14日〜3月31日まで実施。
[映像:16分〜20分]

A2:ボランティアも被災したが、炊き出し拠点となった教会の婦人会メンバーが支えてくれた。
[映像:27分〜30分]

A3:ホームレスが、スタッフが一人暮らしで大変だろうと食料を調達して届けてくれた。支援する側とされる側が逆転した。
[映像:34分〜37分]

A4:ホームレスへの炊き出しを行っていると、今まで見たことの無い人が増えていることがある。避難所が閉鎖された後、「震災ホームレス」が出る事を不安に感じている。
[映像:47分〜51分]

A5:震災から学べた「生きることをシェアしていく社会」を目指していきたい。
[映像:54分〜58分]


【各団体紹介】
NPO法人ホームレス支援全国ネットワーク 他
NPO法人みやぎ・せんだい子どもの丘、仙台市鶴巻児童館館長
NPO法人萌友 事務局長

※サポセンかわら版とは
仙台市市民活動サポートセンターが発行している復興支援活動に関する情報紙です。
http://www.sapo-sen.jp/kawaraban/

下記リンクは、本ページのユーストリーム映像の
文字起こしから作成した記事です。




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