【映像制作者コメント】
この映像を撮った直後、内容を確認しながら一緒に眺めていた知人から「どうして人間が出てこない映像ばかりなの? 怖いの?」と問いかけられました。別の知人には、「何かに苛々しながら撮っている気がする」と言われました。当時はどちらの問いにも「お前らは何を言っているんだ」という印象だけでしたが、今では非常に的を射ていると思っています。現実としての車窓の風景を何とか受け止めながら、無駄に路上を右往左往し、角材の一本も片付けない自身を恥じ、逡巡しながらそれでも冷静さを保とうとしていた時期の車載映像です。
木村グレゴリオ
【撮影場所】
宮城県多賀城市町前-大代-七ヶ浜町汐見台-前島-花渕浜-多賀城市大代 / 県道10号−県道58号
【撮影日】
2011年6月10日
【収録】
51分
【制作】
2011年
【視聴者のこえ】
・この映像(『2011.6.20 県道10号ー七ヶ浜・汐見付近ー海岸沿い』)は津波の恐ろしさを説明するにとても貴重なものだと思います。今回のようなたくさんの死者を今後少しでも減少させられる一つのきっかけになるとてもよいものでした。(2012年3月 上映会アンケートから)
本作品は、せんだいメディアテーク 2階 映像音響ライブラリー/視聴覚教材ライブラリーにて、貸出・視聴サービスをご利用になれます。
DVDの貸出状況のご確認には、仙台市図書館ウェブサイトの資料検索をご利用ください。 関連動画:車載映像 七ヶ浜町 吉田浜 花渕浜 2011.6.10
※youtubeで一部がご覧になれます。