【津波で校舎が使えなくなった中野小学校は、同じ宮城野区内の中野栄小学校に間借りし、授業を行っています】
その後、電気が使える小学校や教育委員会のご協力のもと、電話だけでなく各避難所に先生方が赴いて安否確認を進めました。子供達は本当によく頑張りました。流されかけた子も必死につかまって助かりましたが、生きているとは当たり前のことではないのだと思います。
スクールカウンセラーら専門家の支援を受けつつ、とにかく安定した学校生活が送れることを目指すなか、学生ボランティアの支えもあって子供たちに笑顔が戻りつつあります。いまは同じ校舎の中に2つの小学校が入っていますが、境界はなく、子供たちにとっては友だちが増えたようですし、先生方同士でも学校の枠を越えた同僚意識が芽生えてきています。大きな学校になったような感じです。