制作者コメント:
震災後の1年7か月。日常を取り戻した内陸部と、雑草が生い茂る沿岸部。日常は3月11日から日々遠ざかっていく。震災前に沿岸部にどのような風景や日常があったのか、伝えることが難しくなってきている。環境が変化し、耳を澄ますと聞こえてくる音が変わったのがわかる。遠くの音が聞こえ、近くの音は虫の音に変わった。誰かの帰路をなぞりながら、見続けていく。
監督:
高野裕之
撮影年月日・撮影地:
2012年10月6日16:00~19:00(宮城県名取市閖上)・7日16:00~19:00(宮城県仙台市青葉区)
収録:
8分
制作年:
2012年
【視聴者のこえ】
・実際には映像でしか見たことがない田老地区の防波堤は世界一の堤防と聞いていたけれど、なるほどすごいと思いますが、津波ははるかに人間の力を超えてしまったのですね。平常に戻りつつある映像は人間の強さなのかもしれません。(2014年3月上映会)
本作品は、せんだいメディアテーク 2階 映像音響ライブラリー/視聴覚教材ライブラリーにて、貸出・視聴サービスをご利用になれます。
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