制作者コメント:
津波で跡形も無くなった土地、地震で倒壊した家屋、原子力発電所の事故により人の営みが消えた村や町――。カメラに映しだされた風景は、3.11以降、私たちに起きた出来事の内省を迫る。風景は、福島のいまを、「被災地」の現状を、静かに語る。
制作:
岩崎孝正
撮影年月日・撮影地:
2013年8月9日—2013年12月19日(福島県飯舘村・南相馬市・浪江町・富岡町)
収録:
50分
制作年:
2013—14年
【視聴者のこえ】
・福島県浜通りは原発事故のため3年もたつのにまだ震災直後のままだと感じさせられた。立入禁止区域などで撮影は大変だったろうと思います。(2014年3月上映会)
・波の音、風の音、虫の声、静かなほとんど生活音のなくなった光景!!時々走る車、調査をしている人のちょっとした動き以外は。あの3.11までは、あたりまえのように人々が日々の暮らしをしていたことがわかり、一瞬のうちに全て無残に打ちくだかれ、おまけに放射能汚染で再起不可能な状態になっている。何ともくちおしい!!静かな、淡々と進む映像にその悲惨さが迫る。(2014年3月上映会)
・反原発を声高に主張するような作品ではない「箪甫…」「福島の光景」「村に住む人々」などの作品を原発立地周辺の皆さんにぜひ届けてほしいです。必要!と考えている人にみてほしい。(2015年2月上映会)
・放射能汚染によってたくさんの人々を苦しめ、多くの人々の故郷を壊滅させてしまった原発に憤りを感じました。(2015年2月上映会)
本作品は、せんだいメディアテーク 2階 映像音響ライブラリー/視聴覚教材ライブラリーにて、貸出・視聴サービスをご利用になれます。
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