制作者コメント:
かつて「さぐば」と呼ばれる木造小舟があり、海、浦、川の作業場として使われていたことを、閖上の方にお話を聞く中で知りました。その復元のため歌津の岩石孝喜棟梁に会いました。大型の復興土木事業と並行して行われていた、舟を手で作ることの記録です。
撮影:
林剛平
撮影年月日・撮影地:
2016年5月〜2016年9月(宮城県名取市閖上・南三陸町歌津、三陸沿岸)
収録:
120分
制作年:
2016年
【視聴者のこえ】
・老いた大工さんが淡々と仕事を進めていく過程が印象的。うぐいすが鳴き、悲劇があったことが嘘のようでも、そこに重い現実と復興への人々の強い思いを感じました(2017年2月 上映会アンケートから)
・音を聞く映像だと思った。この舟のこれからがとても気になる。「技」の記録としても重要だと思う(2017年2月 上映会アンケートから)
・昨年、閖上の朝市に出かけた際、偶然にも「さぐば」の進水式を観させていただきました。棟梁の、こんなにもたくさんの技術と知恵と道具と木っ端も無駄にしない工風に支えられて、完成したものだとはその時は思いが至りませんでした。もう、この技量を継ぐ人はいないのかも知れないと思うと、貴重な映像だと思います(2017年2月 上映会アンケートから)
・木造船製作。もけいの船を見て船底の船首部分の曲線折り曲げ等もくもくとして作業する様子に感銘しました。職人だましい(2017年2月 上映会アンケートから)
本作品は、せんだいメディアテーク 2階 映像音響ライブラリー/視聴覚教材ライブラリーにて、貸出・視聴サービスをご利用になれます。
DVDの貸出状況のご確認には、仙台市図書館ウェブサイトの資料検索をご利用ください。