制作者コメント:
「古代の海の民にとって太陽と遺跡と山の配置に意味があったのではないか」
小さな島の縄文遺跡を訪れた地域研究者が描いた海洋民族の仮説。それは古くから漁師たちが航海で目印としている山に夏至と冬至の太陽の軌跡が重なる、というものだった。仮説に夢を抱いた土地の自然を守り活動する人、島に生きる住民、遠くから女川を思う美術家などが集まり、夏の島や冬の山で日没や日の出の一瞬を共に待った。
地形に残されたはるか太古の記憶や震災で失われた記憶と、それぞれの「その場所」への想いを重ねながら、人間と自然との関わりの先に未来を切り拓く取組み「うみやまさんぽ」の3年間を描く。
制作:
一般社団法人 対話工房
撮影・録音・編集:
海子揮一
出演:
藤中 郁生、小山田 徹、山田 創平、岡 裕彦ほか
音楽:
Onagawa Jomon Orchestra
協力:
女川ネイチャーガイド協会、女川町ふるさと歴史友の会、京都市立芸術大学サイレントアクア実行委員会ほか
撮影年月日・撮影地:
2013年3月(宮城県女川町 石投山)、12月(女川町出島)
2014年6月(女川町出島)
2015年12月(女川町 石投山)
収録:
22分
制作年:
2013年〜2015年
【視聴者のこえ】
・厳しい状況と向き合わなければならない人々にとって、それとは別の世界、アナザーワールドがそばにあることは、とても大切なことなのかもしれないと感じました。時間をこえて古代の人とともに変わらない風景を眺める場所があるというのは素敵なことだと思いました(2016年2月 上映会アンケートから)
・うみのまちとして知られる女川の新しい側面をクローズアップする。”新しい視点”をもって、まちをみたり、感じたりするきっかけをもつべきだと観て思いました(2016年2月 上映会アンケートから)
・悠久の自然を感じました。遺跡巡りが趣味の友人がいます。遺跡におとずれると不思議と心が安らぐと聞いています。土地が持つ力があるものなのかと感じました(2016年2月 上映会アンケートから)
本作品は、せんだいメディアテーク 2階 映像音響ライブラリー/視聴覚教材ライブラリーにて、貸出・視聴サービスをご利用になれます。
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