3.11
女房が、なんだ、全然一銭も持ってないから、小遣いぐらい持ってっていうので途中から、自宅から300mくらい離れたとっから今度Uターンしてうちさ行ったの。
危険区域危険区域外されて自由になったの、うーん、ところが自由になったけど、ガレキはまだいっぱいださ。海のほうも、あの、防風林もなにも、全部なにも無くなったさ。
話し合いの場(1)やっとこの頃、若い連中とその年寄り連中で対話を持つようになってきて今それを新浜で復興委員とかやってるの。各団体から何人顔寄せて委員も作って。
将来のまち地元の町をどうしますかっつったって、まだまだ、どうしたらいいのって、だって自分はもう74歳だから、やっぱり生まれ育ったとこだから、やっぱりそこに戻ってね。
話し合いの場(2)新浜ってのは小さい町内なもんだから、例えば、防犯とか町内会の役員とか、老人クラブ、消防とかって、いろんな各種団体から、もう、田舎だから、みな兼務してるんだね。
これからの暮らし女房はねあの床屋してんだ商売、ところがもううちが完全に流されてね、店のものみな流されて、もうこの3月で廃業届けして、もう終わりなんです。
同じ/違う自分はたまたまローンもなく借金もなく暮らしてきたので、たまたま、去年の今頃うちを建てかえようと思って車庫なんか自分でバラしてやったのにな。
みんなの家やっぱここでみんなでね、あの、こう、和気あいあいとね、うーん、なかなか、その、これからどうするとかさ、町内会のほうがどう考えてっかってここであんまり話しないです。
LINK:リアルふっこうボイス 第13回~仙台のこえ~※本ページの音声記録の一部は、上記のUSTREAM放送で紹介しています。