仙台市宮城野区岡田。 この周辺は他の地域と比較して家屋の流出が少なく、家屋にかたちが残っている。 聞くところによると、南蒲生浄化センターによって津波の勢いが弱められ、それが流出被害を減らしたという。
この地域は海に近く、海風を避けるためか比較的低層の建築物が多い。
ほとんどの家屋は一階部分が冠水し、二階部分がかろうじて使用できるかどうかというところ。
平屋は建物の形だけが残っている。
小道から南蒲生浄化センターを臨む。
かつて一列に並んでいた防風林は多くが薙ぎ倒され、ところどころにしか残らない。
建物に残る痕跡。
ブロック塀の鉄骨だけが残る。
茂みのそばの側溝に藻が浮いている。
二階建ての建物の場合、二階に住みながら一階を修繕する様子を多く見かける。平屋建ての場合はそうも行かないのだろう、放棄された様に見える家屋を散見した。
薙ぎ倒されたガードレール。
田んぼに残る瓦礫。
もとは水田だったのだろうが、塩水をかぶり手入れする人もなく、土がひび割れている。