昭和8年3月3日の地震で発生した大津波も東日本大震災の津波と同じく川を逆流しました。宮城県の仙台市・名取市を経て仙台湾にそそぐ名取川河畔に、その津波が到達したことを知らせる碑が立っています。今回の津波の逆流では傾いたものの、流されることはなかったようです。 碑とその由来を伝える看板。上の写真のほかにも3本建てられたようですが、他の3本の所在は不明だそうです。 碑を横から見ると傾いているのがよくわかります。側面に見える「地震があったら津波の用心」という警句は閖上の日和山の碑文と共通しています。 (写真はすべて2013年8月8日 宮城県名取市閖上新猿猴にて撮影) 関連記事: 閖上に残る津波の碑 気仙沼大島の津波の碑 女川町高白浜の津波の碑と漁港のようす 石巻市小渕浜五十鈴神社の津波の碑