ごうけいほうもんしゃすう

【木町の3.11】鮮魚店:鈴木水産

仙台市立木町通小学校の子どもたちによるインタビュー



木町通にお店を構える鮮魚店・鈴木水産さん。
代表の鈴木さんは震災発生時にはすぐにお店と家族の安全を確認しました。震災の翌日、何かやらなければと思い、カセットコンロでつくったみそ汁を通行人に無料で配布。
電気が復旧したこともあり、震災2日後には早くも営業を再開。市場にある在庫を集め、お店を開け続けました。災害時であっても、普段と変わらない値段で商品を販売し、お客さんが大変喜んでいる様子を見て、商売をやってほんとに良かったと感じたそうです。
今回のような震災はこれからも起こる可能性があり、だから地域のみんなで協力して生活していければ、と鈴木さんは語ります。

制作:
仙台市立木町通小学校・木町の3.11実行委員会2013
協力:
せんだいメディアテーク・3がつ11にちをわすれないためにセンター
取材日:
2013年8月28日




[取材をした5・6年生がまとめたこと]

鈴木水産のピラミッドチャート
記録した小学生自身が映像の紹介文を考えるために、
ピラミッドチャートを使って、「分かったこと」(事実)を書き出し、
そこから「考え・感じたこと」を整理し、最終的に「伝えたいこと」にまとめました。
ここではその一部を紹介します。

■分かったこと
・昼休みだった
 ↓
・まず、かぞくの確認をした
 ↓
・ひなん所にいる人を見て
 ↓
・みそしるをつくり、つうこう人にくばった

■考え・感じたこと
・早く営業したいと思う気持は大切だったと思った。
・自分なら、みそしるをくばったりはできないかもしれない。

■伝えたいこと
・自分にできることをしっかりやったのがすごい。べつにやらなくても…じゃなく、まずやってみて、そしてものをうって、かんしゃされたい。
・私たちの心に残った「自分ができることをしっかりやる!」「ぼったくった商品は売らない」「無料でみそ汁をつくる」などの鈴木さんの一言一言は、とても意味のあるものだと思いました。もし、私たちが大人になったときに、またこのようなつらいことがあったら、地域の人々の役に立てる大人になりたいと思います。




[映像を観た3年生の感想]
・すずきすいさんのすずきさんがたくさんの人に、みそしるを作ったのがすごいと思いました。とってもがんばって、みなさんを助け合ったのがすごいです。




▷木町の3・11とは
仙台市立木町通小学校では、せんだいメディアテークと連携し、2008年から映像制作を授業に取り入れています。この「木町の3.11」は、木町通小学校の子どもたちが、震災当時の様子や、それぞれの想いをテーマに地域の人びとへインタビューを行い、デジタルカメラの動画機能で記録したものです。
この活動やその他の映像については、 [いんでっくす]ページもご覧ください。

この映像は、わすれン!DVD Vol.40『木町の3.11 —ふるさとへの想い—』として、せんだいメディアテーク 2階 映像音響ライブラリー/視聴覚教材ライブラリーにて、貸出・視聴サービスをご利用になれます。
DVDの貸出状況のご確認には、仙台市図書館ウェブサイトの資料検索をご利用ください。



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センターについて

せんだいメディアテークでは、市民、専門家、スタッフが協働し、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。

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